みなさん、こんにちは!マネージャーです。
ブラジル カルモが新豆に切り替わりました〜!と、先日お伝えしましたが、
そもそも、新豆って何ですか〜?
というご質問を多数頂戴いたしましたので、今日は簡単にコーヒーの新豆のことをご説明させて頂きたいと思います。
まず、日本人には馴染の深い、お米 でご説明させていただきたいと思うのですが、
皆さん、お米には新米があることはご存じかと思います。
9月ごろになると毎年新米がでまわりますね。
新米は水分も多くて、やっぱり美味しいですよね〜。
逆に1年以上たって古米になってくると水分値が減るのでお寿司屋さんでは酢飯にいいとも言われたりしますね。
ちなみに新米と表示できるのはJAS法によると、収穫した年の年末までに精白、包装した精米に限られているらしく、各店頭で『新米』として売られるのは収穫した翌年の年明けくらいまでが多いそうです。
で、実はおコメと同じで、コーヒー豆にも収穫されてからの経過した期間によって呼び名がついています。
ニュークロップ 収穫されてから数ヶ月程度のコーヒー
カレントクロップ 当年もののコーヒー
パストクロップ 前年度もののコーヒー
オールドクロップ 前年度より以前にできたコーヒー
という感じです。
新米が水分が多くて美味しいな〜と思うのと一緒で、コーヒーも新豆の方が水分が多いのでフレッシュ感を感じます。
でも新豆だから古豆より絶対美味しいかというと、絶対ではないかもしれないとも思います。
すっごく適当に栽培して適当に精製したニュークロップと、とても丹精込めて栽培してきちんと精製した1年落ちの豆だったら、後者の方が美味しいかもしれません。
なので、ニュークロップだから美味しい ! という図式はなりたたないようにも思います。また人の味覚も人それぞれ、本当にさまざまですから。
でもピコで扱っているスペシャルティクラスのコーヒーですと、 丹精込めて生産してきちんと精製されたコーヒーしかありませんので、そうするとやはり古い豆より新豆の方がフレッシュな感じで、味や個性がきっちりと出ていると思います。
今までの経験から言っても、入荷したての時のコーヒー豆と1年経った時ではまったく風味がかわります。
ピコでは毎日焙煎して、毎日ドリップして、毎日風味のチェックをしています。
なので毎日ずーっと飲み続けているからわかるのだと思いますが、1年もたってくると枯れてきた風味がただよってきます。
最近ではバキュームやグレインでパックされたコーヒーが増えてきたので以前ほど生豆の劣化の進みは速くはないものの、やはり時間が経つと水分も抜けていきますので風味も変化していきます。
なのでやはりその豆の個性を楽しんでいただくために、ぜひニュークロップの時点でコーヒーを楽しんでいただけたらと思います(^○^)