みなさん、こんにちは!マネージャーです。
今日はスペシャルティコーヒーのことについて、もう少しお話しさせて頂きたいと思います。
少し前のブログで、スペシャルティコーヒーをコーヒーピラミッドの図とともにお話しさせて頂きましたが、スペシャルティコーヒーの流通量は世界でも約5%程度と言われています。
じゃあ、実際にはどんなコーヒーをスペシャルティコーヒーって呼ぶの?
ということなんですが、実は世界で統一された基準のようなものはないんです。
でも、大体の基準のようなものはあります。
わかりやすく、よく使われる言葉で、
「From Seed To Cup」
というフレーズがあります。直訳すると、
「種からカップまで」。
何を言いたいのかと申しますと、ようは、
「コーヒーの種の時点から、コーヒーカップに注がれて私たちが口にするまでの総ての工程で、品質管理が徹底されていること」
ということです。
日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)のホームページには、
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階に於いて一貫した体制・工程で品質管理が徹底している事が必須である。(From Seed to Cup)
とあります。
日本人である私たちには当たり前のようなことですが、このような定義が必要になるということは、そうでないコーヒーは、いったいどんなものだったんだろう? とも思ってしまいますよね〜。 コーヒーの栽培過程では、品質管理が徹底していなかったのかと・・・・・。
逆に言うと、スペシャルティコーヒーではそうやって美味しいコーヒーの定義としてうたっているけど、スペシャルティコーヒー以外のコーヒーは何も言っていないということは、そうではないっていうことなの?
ということなのです。
でもまあ、どの食品でも同じですよね。
美味しいじゃがいもは、
北海道のAという地域にあるBさんというじゃがいものスペシャリストが、いつどのように栽培したどんな品種かもわかるじゃがいも
だけど、
スーパーで安売りで山になって売っているじゃがいもは、
北海道産ではあるけれど、それ以外はまったくわからないじゃがいも
だったりすることが多いですよね。
珈琲も同じですね。
美味しいコーヒーは、
グァテマラのアンティグアにあるハウハという農園のリカルドさんが、2014年の1月に収穫した完熟のコーヒーチェリーを、水洗式の精製方法で生産処理して、天日乾燥した後脱穀して、品質保持のためにグレインバックにつめて船積みして、6月に日本に入荷したものを、ピコで7月1日に焙煎したコーヒー
だけど、
安売りで売っているコーヒーは、
グァテマラ産ではあるけれど、それ以外はまったくわからない珈琲。
誰がどのようにして栽培したかもわからないし、いつ日本に入荷したかもわからないし(数年前かもしれないですしー)、いつ焙煎されたかもわからないし・・・・。
というコーヒーだったりすることが多い。
というような感じです。
このように、スペシャルティコーヒーであるためには、トレサビリティという考え方がとても重要になります。
他にもスペシャルティコーヒーと呼ばれるには大事な要素がいくつかあるのですが、続きはまた次回とさせて頂きたいと思いまーす(*^o^*)