ピコ代表、田那辺が何度も訪れている、グァテマラ・アンティグアの農園・ハウハ。
農園主リカルドさんの人柄にふれ、また、
ハウハ農園の、在来種のコーヒーの栽培を見せて頂いてからというもの、
長きにわたって、おつきあいさせて頂いている農園です。
本日は、そのハウハ農園が、どんな農園なのか?
グァテマラのどんなところにあるのか?
などなど、以下の3つの項目にわけて、詳しくご説明します!
グァテマラ・アンティグア・ハウハ農園について
1.グァテマラについて
2.アンティグアについて
3.ハウハ農園について
1.グァテマラについて
まず、グァテマラという国。
どのあたりにある国か、ご存知でしょうか?
グァテマラは、中米にある国、北はメキシコに接しています。
スペインの植民地だったので、スペイン語が公用語ですが、
マヤ民族も人口の約4割を占め、21種類のマヤ系言語も使用されています。
スペインの植民地時代の建物が残っていて、世界遺産にもなっていたりします。
写真:スペイン様式の建物
そんなグァテマラですが、美味しいコーヒーの生産でも有名ですね。
グァテマラ国立コーヒー生産者協会(通称アナカフェAnacafe)では、
グァテマラのコーヒー産地を、主に8つの地域にわけて説明をしています。
その8つの代表的なコーヒー産地の中の、アンティグア という産地に、ハウハ農園はあります。
2.アンティグアについて
アンティグアとは、古いを意味する言葉で、
以前グァテマラの首都があった場所です。
アンティグアは、現在のグァテマラの首都であるグァテマラシティから車で1時間ほどの、
標高が平均1,550mほどの山あいの高地にあります。
実はこのアンティグア。
火山にかこまれた土地で、今でも、火山がよく噴火します。
(数年前に代表・田那辺がグァテマラに行った時も、噴火していました。)
写真:頂上から噴煙をあげている火山を、ハウハ農園から見たところ
そのため、火山の噴火による地震の被害が多かったので、首都は現在のグァテマラシティに移りました。
そんなアンティグアですが、グァテマラのコーヒー産地の中でも一番古いといわれる歴史のある産地です。
3. ハウハ農園について
ハウハ農園は、そんな火山に囲まれた、アンティグアの中にある農園です。
このハウハ農園は、以前は別の農園主により運営されていましたが、
高齢化によりコーヒーの生産・管理が思うようにできなくなったため、
現農園主のリカルドさんが運営を託された農園です。
写真:農園主リカルドさんと娘さん
このハウハ農園は古くから歴史のある農園で、改良品種であるカツーラ等の生産も多いグァテマラで、
今でも、在来種であるブルボン が多く残っています。
写真:在来種ブルボンのコーヒーチェリー
リカルドさんは、同じアンティグア地域に、他にも農園を所有していますが、
それらの農園と比べても、このハウハ農園はとても自然が多く、まさに山の中にある!
といった印象の農園です。
自然豊かなハウハ農園を少しでも身近に感じて頂けるよう、田那辺が撮影した短い動画をご用意しました。
動画1:ハウハ農園内をまわりながら、説明してくださるリカルドさん。
動画2:農園主リカルドさんの歩く様子を後ろから撮影。
重い機材を持ちながら、リカルドさんを撮影する当代表・田那辺の一言コメントが入ってます。
【ハウハ農園の取り組み】
リカルドさんは、代々受け継がれてきた農園を拡張し、生産処理設備、カッピングルームの増強も行うなど、
高品質のコーヒー生産に尽力しています。
上の写真:コーヒーのパーチメントの乾燥場
上の写真:コーヒーのカッピングルーム
また、高齢化によりコーヒー生産が不可能となった農園に、スタッフ(ピッカーさんなど)を派遣し、
アンティグアのコーヒー生産を絶やさないよう、活動もしています。
写真:コーヒーチェリーを収穫するピッカーの女性
リカルドさんの管理する農園では、
①シェードツリーを多用した環境保全型農業を実践しています。
これは生物の多様性につながっています。
写真:背の高い樹がシェードツリー。低い樹がコーヒーの樹です。
シェードツリーとは、コーヒーの樹のそばで、日陰をつくるための高い木の事です。
コーヒー産地では、高品質コーヒーの栽培のため、適度な日陰をつくることを目的として、
マンゴーやバナナなどの背の高い樹を、コーヒーのそばに植えたりすることも多いです。
ハウハ農園には、アボガドの木も結構あります。
コーヒーの木以外の、様々な種類の木が混在するので、鳥や昆虫など、多くの多様な生物が生きていくことができます。
また、シェードツリーの落ち葉は、コーヒーの木の肥料にもなります。
②ピッカーさんの子供たちのための奨学金制度をつくっています。
まだまだ就学率の高くないグァテマラ。
そんな中でも、少しでもピッカーさんのこどもたちが、学校に通うことができるよう、
リカルドさんは奨学金制度をつくっています。
ピコも毎年、微力ながら、応援を続けています。
③環境に配慮し、水洗処理工程で排出される汚水の浄化をきちんと行っています。
【ピコ独自のマイクロロットのコーヒー】
同じハウハ農園の中にも、たくさんの区画や品種があります。
ピコでご紹介させて頂くコーヒーは、その多くの区画の中から、特に厳選された限定区画のマイクロロットのコーヒーです。
今年もピコのロゴ入り、
農園主リカルドさんのサイン入り、
のコーヒーが届きました!
【風味の特徴】
ご紹介させて頂くこのコーヒーは、ハウハ農園にあるたくさんのロットの中から、当代表の田那辺が選んだ、ピコ独自のマイクロロットのコーヒーです!
今月は、深煎りと中煎りの2種類のコーヒーをご用意しています。
中煎りのグァテマラ・ハウハ農園は、 スッキリとしたさわやかな柑橘系の爽やかな酸味と、在来種ブルボン特有のクリーンさが感じられます。
深煎りのグァテマラ・ハウハ農園は、 しっかりとした風味とコクが特徴。
グァテマラの高品質なコーヒーは、深煎りにしても負けない、世界の産地でも数少ない貴重なコーヒーだということを、あらためて感じさせてくれます。
ぜひ、このフレッシュな新豆のグァテマラアンティグア・ハウハ農園 のマイクロロットのコーヒーを、お楽しみください。
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