この後大きめの農園である『サンタ・リカ農園』に伺いました
こちらの農園は大きめのウエットミルを持っており、近隣の農家の精製も行ってます。
コスタリカでは現在中規模以上の農園が精製を行う事も増えていて
自身でミルを持ち合わせていない農家はCOOPとこのような中規模農家へ委託するか
選択するようになっているそうです。
この選択は各々のメリットやデメリットで判断する事になるようです。
ここでは集荷されたものを精製するシーンを見せて頂けました。
トラックに積み込まれたチェリーをまずは入口のケースに入れます。
ケースがいっぱいになったらいったん止めて
ふたをします。
このケース一杯が一つの単位になるそうです。
各工程を経てパーチメントになります。
セミウオッシュの行程でわかりやすいシーンを押さえましたのでご紹介します。
今まさにヌメヌメ(ミューシレージ)除去中です。
中を見させて頂きました。
取り除いたパルプ(実)とパーチメントにわけて排出されます。
この後にアフリカンベッドかパティオで乾燥されるサンドライの方法をとるか
ボイラーで乾燥させる方法で乾かされます。
ちなみに、ボイラーはパーチメントの殻をしようして燃焼された熱を利用して
ボイラー内の温度が約40度になるように設定されています。
パーチメントも機械で選別されレスティングします。
微妙な傾き加減と振るいの強弱で大きさや比重で選り分けられる
単純なようですが凄い機械ですね。
つづく