農園主のリカルドさんに町でお昼ご飯をごちそうになった後
農園の中にあったバギーで更に標高の高いエリアを紹介して下さいました。
この農園、フラットなエリアから山の上まで非常に広い範囲に
耕作地が広がっており、そのエリアごとがロットで管理されております。
当然、低いエリアと高いエリアとでは味に差異が出ます。
この理由により、同じ農園の名前だからといって同じ味ではないと言う事が
ご理解頂きやすいかと思います。
上の写真はまだ植えてから半年くらいのものです。
さび病に強い新品種『ブルボンSIN』という品種のものを育てだしたそうです。
この品種のクオリティは大変高いそうです。
これから先を見越した準備も怠りないこの農園はCOEの常連でもあります。
で、こっそりとこのエリアがそうだと教えて下さったところ。。。
さらに傾斜を登って行きます。
ある程度の高さになったので標高を測ってみると
1600mを超えてました。
このエリアは見晴らしがよかったので一時下車し撮影
この後まだ上に登り、更に100m位上の場所へも行きました。
でも、このアンティグアという地域、湿度が30%以下と大変乾燥しており
土も風が吹くたびに砂塵のようにまい、カメラには大変過酷な環境となっていた為
急遽避難させてしまいましたので、この後の写真はありません。。。
グアテマラの特有な気候かと思っていたところ、どうもそうではないという事が・・・。
と思わせぶりな事を言っておりますが、ここグアテマラは地域によって
気候・地質にそうとうの差があります。
まずは、このアンティグアのポイント ・高地・乾燥している・火山灰質
火山灰質という事は酸性の土地であるという事。
この辺を押さえておいて今回の出張最終目的地である“ウエウエテナンゴ”の項目で
比較してみたいと思います。
この後リカルドさんが管理していr別の農園へ移動。
ここで今期仕上がったばかりのコーヒーをカッピングさせていて頂く事に
最近は農園に焙煎機があったり、エスプレッソマシンがあったり
農作物を作るだけでなく、製品として出た後の事まで見据えられるように
生産者が最終の消費者の視点からコーヒーを作るようになってきています。
ここでおおよそ40のサンプルをカッピングし、今期できたばかりのコーヒーを
チェックさせて頂きました。
まだ若い味のするものもありますが、どれもこれも素晴らしい仕上がりです。
こちらの農園のポテンシャルの高さは半端ではないと感じさせられました。
今期PICOで使用するアンティグアのコーヒーはリカルドさんのコーヒーに
なる予定ですので出来上がるのが楽しみです。
つづく