Coffee Pedia

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コーヒー豆の等級


コーヒーの等級

コーヒー豆の等級

コーヒー豆は各産地により等級分けがされています。一般的には等級が高い物の方が良いというイメージがございますがはたしてそうでしょうか?
各生産国で以下のように等級分けがされていることを知っていただきたいと思います。ここでは私的にピックアップをした主要産地の等級をご紹介します。

ブラジルブラジル

・欠点豆(TYPE)(No.2など) ・サイズ・カップで格付けされます。

・タイプ
300gの見本に混入されている欠点数によるタイプNo.2~8まで分かれている。

タイプ 欠点数
2 8
4 26
4.5 36
5 46
6 86
7 160
8 360
タイプ 2 3 4 4.5 5 6 7 8
欠点数(点) 4 8 26 36 46 86 160 360

・欠点表

個数 欠点数
小石 1 1
中石 1 2
大石 1 5
小枝 1 1
中枝 1 2
大枝 1 5
黒豆 1 1
さや付き豆 1 1
外皮大 1 1
外皮小 2~3 1
個数 欠点数
パーチメント 2 1
サワービン(発酵豆) 2 1
3 1
未熟豆 5 1
割れ豆 5 1
クユーカー(未熟豆) 5 1
虫食い豆 2~3 1

※黒豆・・・収穫前地面に落ち発行し黒ずんだもの

・サイズ(スクリーン)
スクリーン
20 (8mm)
19 (7.5mm)
18 (7mm)
17 (6.75mm)
16 (6.5mm)
15 (6mm)
14 (5.5mm)
13 (5mm)
・カップ(味)
Stricity Soft 充分に滑らかで甘味のある味
Soft 滑らかで甘味のある味
Hard 鋭い刺激のある味
Rioy 軽いヨード・ホルム臭
Rio ヨード・ホルム臭

コロンビアコロンビア

格付けはサイズの大きさのみ。スクリーン13以下は輸出されない。
・スプレモ(Supremo) スクリーン17以上が80%
・エキソルソ(Excelso)スクリーン14~16

インドネシアインドネシア(マンデリン等)

300g中の欠点数による格付
グレード(G) 欠点数
1 0~3
2 4~12
3 13~25
4 26~45
5 46~100

グアテマラグアテマラ

産地の高度で6等級に格付けされる
等級 高度
Striethy Hard Bean(SHB) 4500フィート以上
Hard Bean(HB) 4000~4500フィート
Semi Hard Bean 3500~4000フィート
Extra Prime Washed 3000~3500フィート
Prime Washed 2500~3000フィート
Good Washd 2000フィート以下

ホンジュラスホンジュラス

産地の高度で3種に格付けされる
等級 高度
Striethy High Grown(SHG) 1500~2000M
High Grown(HG) 1000~1500M
Standard 700~1000M

メキシコメキシコ

産地の高度で3種に格付けされる
等級 高度
Striethy High Grown(SHG) 1700M以上
High Grown(HG) 1000~1600M
Standard 700~1000M

※(HG)はスペイン語でalturaという

タンザニアタンザニア(キリマンジャロ等)

スクリーン・欠点豆の混入により格付けされる
グレード
AA ・スクリーン18以上の豆が86%以上ふくまれる
・割れ豆およびエレファントが2%以内
・黒豆無し、豆は緑色
・炒り上がりよく、死に豆1%以内
・異質の味のない健全な味

※上記すべてを満たさない豆がグレードA・Bとされる

コスタリカコスタリカ

高度・産地により格付けされる
等級 高度(フィート)
Strecity Hard Bean(SHB) 3900~5400 太平洋側斜面の高度・産地による
Good Nard Bean(GHB) 3300~3899
Hard Bean(HB) 2600~3299
Medium Hard Bean 1600~3300 太平洋と大西洋の間
High Grown Athlantic 3000以上 大西洋側の高度
Medium Grown Athlantic 2000~2900
Low Grown Athlantic 500~2000

ケニアケニア

サイズ、形状、重量により格付けされる
Peaberry 本来2個に分かれる種子が1個のまま成育したもの
等級 スクリーン
AA 17~18
AB 15~16
15~116以下

イエメンイエメン

特に格付けが無い。マタリ、サナニなどの名で輸出される

ジャマイカジャマイカ(ブルーマウンテン等)

収穫場所・サイズにより格付けされる
等級 高度
Blue Mountain ブルーマウンテン地区で生産される豆
High Mountain 島中央地域・標高1000M~1200M
Prime Washed 上記以外のもので全体の70%くらい
スクリーン
No.1 18以上
No.2 17以上
No.3 16以上

ハワイハワイ

等級 1ポンドあたりの欠点豆数
Extra Fancy 10個以内
Fancy 16個以内
No.1 20個以内

皆様はこれらの等級をご覧になられてどのように感じられたでしょうか?

コロンビアのスプレモは大きさ、ガテマラのSHBは高度で等級分けされています。実際、等級の高いものにはそれなりに良い香り、味が含まれている可能性がありますが、実際に豆を焙煎しテースティングをしてみないと本当に美味しいコーヒーかどうかわかりません。
また同じ国・地域・農園であったとしても他のロット(輸出時のコンテナに入る250袋)では、香・味がかわってしまうことがあります。多くの自家焙煎店・ビーンズショップは豆問屋・商社より提出される商品リストから生豆を購入しており、コーヒーの品名から生豆をピックアップし購入しています。

また、その豆がニュークロップかパーストクロップかはリストに載っていない事が多い為、サンプルをとり自分の舌で香・味を確認しなければなりません。

しかしそのような確認をしている焙煎業者はあまり多くはありません。その為市場に出ているコーヒーの味はブレてしまっております。 また、きちんとした方法で保存されているものと、そうでないものとでは大きく香・味にブレがでます。港の温度管理がされていない生豆と低温保存されている豆の差は歴然としてしまいます。焙煎業者もしっかり豆を管理している問屋・商社を選ばなくてはならないと私は考えます。


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