みなさん、こんにちは!マネージャーです。
今日から11月ですね。
あっというまに今年も残すところ2か月となりました。早いですね。
そして先日から
コスタリカ エルピロン ナチュラル
を販売させて頂いているのですが、店頭でお客様から
「 ナチュラル って な~に? 」
とご質問をお受けすることが多いので、簡単にご説明させて頂こうと思います。
まずここでいう ナチュラル とは、コーヒーの精製方法のことです。
下の写真のようにコーヒーの実をつんで
その後、乾燥させます。(下の写真を参照)
そして、乾燥したのち、赤い実とパーチメントをはぎます。
ちなみに、下の写真の白いものはウォッシュドを乾燥させている所。
赤いものがナチュラルを乾燥させている所です。
色の違いがはっきりわかりますね!
ちなみにナチュラル(非水洗式)のコーヒーは、かなりの手間ひまがかかります。その分お値段もウォッシュドより高くなります。
大変なのは乾燥工程です。
毎日きちんと管理をしないとうまく乾燥が進まずに過度の発酵臭が出るなど粗悪なコーヒーとなってしまいます。
生産者としては1年かけて丹精込めてつくったコーヒーが、乾燥の失敗によって一瞬にしてだめになり、収入が減る可能性もあります。
しかし、丁寧に精製されたナチュラル(非水洗式)のコーヒーは、ウォッシュドタイプのコーヒーにはない、
果実やワインのようなどとも評される独特な香り・味わいを持つコーヒーとなります。
ここ数年、スペシャルティコーヒーの業界では、ナチュラル(非水洗式)のコーヒーの需要が高まっています。
ナチュラルのコーヒーはとても個性的でわかりやすい風味を持つため、諸外国では人気があるようです。
各国のバリスタやロースターが他との差別化をはかるために、直接農家にナチュラルの生産をお願いすることもあるようです。
また、中米各国のコーヒーコンテストやオークションなどでナチュラル製法のコーヒーが高値で落札されるなどの現象もおきています。
ただ実際に当店でもだいぶ以前からナチュラルのコーヒーを扱っておりますが、日本人の好みにはあわないのか消費量は通常のウォッシュドのコーヒーとは比べ物になりません。
お客様の好みが、好きか嫌いか、わかれるタイプの豆でもあります。
しかしながら1度ナチュラルのコーヒーを試すと他のコーヒーでは物足りないと感じるお客様も多数いらっしゃることは確かで、コーヒーは嗜好品だとつくづく感じる次第でございます。
そして今回の豆
コスタリカ エルピロン ナチュラル
ですが、
エルピロンでは2013年からナチュラルに特化したコーヒーの生産をしているらしいです。
感覚的にはマイクロミルになるのだと思いますが、精製工場ではないのでプロジェクトと呼んでいるらしいです。
エルピロンプロジェクト。
ベリーのような風味を持つナチュラルのコーヒーの中でもクリーンさのあるナチュラルとなっております。
ぜひお試しください。