みなさん、こんにちは!マネージャーです。
今日も つれづれなるままに
コーヒーの品種 アラビカ種 についてのお話です。
前回のつづき・・・。
オランダは、植民地としていた ジャワ島 で栽培をしたコーヒーの木を、
アムステルダムに持って行きました。
そのオランダから フランスのルイ14世に献上されて、
フランスのパリ植物園で育てられていたコーヒーの苗木。
1人の男性が、そのコーヒーの苗木に目をつけます。
その人の名は
『ガブリエルド・クリュー』。
フランスの海軍将校です。
海軍っぽい、強そうな名前だと思いませんか~?
一般にはあまり知られてはいない人だと思いますが、
コーヒーの業界では、皆 知ってる名前なのではないでしょうか~。
しかし、なぜ海軍将校が、コーヒーの苗木に目をつけたのでしょうか?
実は、ガブリエルド・クリューさんは、
そのころフランスの植民地だった、カリブ海に浮かぶ島
『マルチニーク島』
という島に赴任していました。
ちなみに、カリブ海、ここです。
↓
大きな地図で見る
大きな地図で見る と、
ドミニカ共和国の右下の方にあります。マルチニーク島。
フランス から 結構 遠いですよね~。
で、休暇のために一時帰国していた ガブリエルド・クリューさん。
皆がコーヒーを好んで飲んでいるのを見て、
「これは! マルチニーク島でも栽培できるかも!!」
と思い、
1723年、パリ植物園からコーヒーの木を入手しました。
(まだ、暴れん坊将軍の時代です)
そして、マルチニーク島へ。
ヨーロッパからカリブ海への航海の途中、
海賊にあったり、
船が沈没しそうになったり、
水がなくなりそうになったり、・・・・・・
と、様々な苦難にあいながらも、なんとかマルチニーク島にたどりつこことができました。
そして、栽培に成功します!
このガブリエルド・クリューさんの持ち込んだコーヒーの苗木をもとにして、
カリブ海の国々・中南米の国々へとコーヒーの栽培地が広がっていったのでした♪
グァテマラ とか コスタリカ とか、今 私たちが
美味しいコーヒーが頂けるのも、ガブリエルド・クリューさんのおかげです♪
ちなみに、このルートで広まった品種が
アラビカ種の中でも、
「ティピカ」
と呼ばれる品種です。
「へぇ~、はじめて聞く名前~。」
と思う方も多いと思いますが、
実は アラビカ種 の中にも、いろんな品種があるんです。
ティピカ という名前
これも、 「ガブリエルド・クリュー」 さんの名前と一緒で
コーヒー業界で 聞いたことがない! という人は いないのではないかと思います。
では、 続きはまた今度♪